前回の続きです。
いよいよ業者との対決です!(^_^)
1.相場を調べる
2.ディーラーに下取り査定をしてもらう
3.クルマを手放す日を決める
4.ネットで無料一括査定を依頼する
5.洗車する
6.査定の立ち会いと交渉
前回は4.と5.を説明したので、
今回はいよいよ最終回の、6.をお話しします。
今回は画像がなくて字ばっかなので
重いかもしれませんが、我慢して下さい。(^o^;
6.査定の立ち会いと交渉
●限界額を引き出すための交渉
ズバリ結論を言いましょう。
経験上、業者から限界額を引き出すために
必要な言葉は1つだけです。
「○○万円だったら売ります。」
これですわ。
ってゆーか、多くの場合、
先に相手のほうから聞いてきます。
「ぶっちゃけ、
いくらなら売ってくれますか?」
ってね。(^o^)
で、この時にいくらって言えばいいのかですが、
そこで登場するのが、
「クルマを高く売る方法(本編 その1)」
の、1.で決めた金額です。
その金額を業者に告げて下さい。
すると恐らく業者はこう言うでしょう。
「それはかなり厳しい額ですねぇ。。。」
そうなんです。それはわかって言ってます。(^o^)
そこで相手にあーだこーだ言われる前に、
続けてこう言ってあげて下さい。
「もし○○万円で買ってくれるなら、
今すぐ決めます。
今日乗って帰ってもらっても構いません。
ちなみにこのあとにも他社さんの
査定が来る予定になってますが、
それも今すぐ断りの電話を入れます。」
この、「他の業者に見せずに、いま決めます」
というのは、経験上、けっこう効いてると感じてます。
やっぱ相手にしてみれば、他社に見せられる前に
買って帰りたいんですよ。
でも、まるっきりどうにもなりそうもない業者は、
その時点であきらめて帰りますので、
その場合は、勝負は次の業者の査定に持ち越しです。
でも、ちょっとでも可能性があると思う業者は、
センターと電話でやりとりしながら、
限界まで頑張ってくれます。
●希望額が引き出せたとき
で、結果、もし希望の○○万円という額を
引き出すことができたなら、
もう即決でその業者に決めて下さい。
しかし、人間とは実に欲深いもので、
いざ希望の○○万円の額が提示されると、
「待てよ。
他の業者に見せたら、もうちょい上の
金額を引き出せるかもしれんぞ!」
などと思ったりするのですが、
経験上、それ以上の額が出ることは
まずあり得ません。
なので、まだ見せていない他の業者との約束が
残っている場合は、電話して断って下さい。
見せるだけ時間のムダです。
約束したのに断るのは申し訳ないと
思うかもしれませんが、査定が1番手ではない
という時点で、こうなることは相手も
想定内というか、折り込み済みです。
一括査定の送信ボタンを押した直後に
速攻で電話がかかってくるのは、
1番最初に約束を取り付けた業者が
圧倒的に有利であることを、
彼らは十分承知しているからです。
●希望額が引き出せなかったとき
とはいえ、多くの場合、
希望額があっさりと引き出せることは
まず無いはずです。
そのときに取るべき行動についてお話しします。
こっちはいくらだったら売ると
明言しているわけですから、
相手がその金額では無理と言うのであれば、
「じゃあいくらだったら
買ってくれるんですか?
そちらの限界額はいくらなんですか?」
と聞いて下さい。
その金額を聞いた上で、
「そうですか。
じゃあ残念ですけど、
他の業者さんの査定に期待するとしますわ。」
などと告げて、その金額では売ることはできない、
他の業者に見せる、という意思を示して下さい。
それでも相手が食い下がって来ず、
あきらめて帰ったら、それがその業者の出せる
限界額だということです。
その金額を覚えておいて、
残ってる業者の査定に勝負は持ち越しです。
これを繰り返して、
一番高値をつけた業者に売って下さい。(^_^)
●揺さぶりに屈するな!
業者は、言葉巧みにこちらの心を揺さぶってきます。
お決まりのパターンのトークに、
下記のようなものがあります。
・オークションでの相場が○○万円ぐらいです。
(画面見せながら言ってくることもある)
・オークションよりも高いのなら、
正直、オークションで買いますよね。
・どの業者さんもオークションの相場見てるんで、
どこに見せても同じことですよ。
これ以上の金額が出せるはずないです。
・今すぐにでも欲しいと言ってる客がいるので、
いま決めてくれるなら、オークション相場より
高いですけど○○万円で買い取れます。
でも、いま決めてくれないと、この金額は無理です。
これら全部、右から左へ聞き流して下さい。(^o^)
俺様は関係者じゃないので、
これらがホントなのかウソなのかは知りません。
ただ経験上で言えるのは、実際には
相手の言うオークション相場とやらよりも
高い金額で売れることはありましたし、
いますぐに決めないとその金額は無理
ってこともありませんでした。
(その場で決めず、後からおたくに売ります
って言ってもその金額でイケた)
また、どの業者に見せても査定額が同じ
なんてこともありませんでした。
それどころか、業者によって
何十万円も査定額に差が出るのが常でした。
●交渉の主導権を握るために重要なこと
下記の点を忘れないように心がけて下さい。
・相手は「買って帰りたい」と思っている
・無駄に欲張り過ぎない
・売らないという選択肢をほのめかす
こっちが「売りたい」と思ってるのと同様、
向こうは向こうで、出張査定に来たからには
「買って帰りたい」と思ってるんです。
そのことを忘れないで下さい。
だから、○○万円なら売ります、
と断言されると、そこに向かって頑張るんです。
(業者によっては、その金額は到底無理な
金額だったりするので、あっさりと
あきらめる業者もあるとは思いますが。)
ただし!
○○万円なら売ります、の、○○万円が、
あまりにも無謀な金額だった場合、
頑張る気すらしないんです。(^_^;
例えばですね、
人間、目の前にゴールがあったら、
ものすごく頑張れますよね。
でも、ゴールが見えない状態では、
頑張ってるつもりでも、なかなか
限界までは頑張れないですよね。
それと同じなんですよ。
だから俺様が、「1.相場を調べる」で、
売り値の相場から30万円を引いた額を
限界ラインとして設定しろと言ったのは、
そういう意味があるんです。
要するに、スゲェ厳しいけど、
メッチャ頑張ったらひょっとしたら
届くかもしれないゴール、
そのラインがそのへんにあるんです。
これは俺様がこれまでの経験上で
導き出したラインですので、
明確な根拠とかはないですけどね。(^o^;
逆に言うと、これ以上欲張ると、
ゴールが遠すぎてどの業者も頑張れなくなり、
限界額を引き出せない、というわけです。
なので、交渉の主導権を握り、
限界額を業者から引き出すためには、
無駄に欲張り過ぎないことも重要です。
あと、なぜかはわかりませんが、
業者は、
・なぜクルマを売ることになったのか
・次に買うクルマは決まってるのか
などといったことを、ほぼ確実に聞いてきます。
これはひょっとしたら、
こちら側がクルマを売らざるを得ない状況に
あるのかどうかを確認しているのかもしれません。
だとしたら、バカ正直に答えてしまうと、
交渉の主導権を握られかねないですよね。
なので、こちらが納得できる条件で
売れないのなら、売らない(乗り替えない)
という選択肢もありますよ、というスタンスを
見せておいたほうが良いと思います。
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以上、クルマを高く売る方法ということで、
長々と特集でお伝えしてきました。
繰り返しになりますが、
ここで述べたことは、あくまでも
俺様の経験から確立した話であるため、
車種や価格帯によってはより良い方法が
あるかもしれませんので、
そのへんはご了承ください。(^^)
●関連記事
クルマを高く売る方法(本編 その1)
クルマを高く売る方法(本編 その2)
クルマを高く売る方法(本編 その3)
★新車への買い替えで損しないために、 知っておくべきたった1つの事★
★目次リンク
→ 試乗記の目次
http://aboutcars.blog89.fc2.com/blog-entry-118.htmlクルマを高く売る方法(本編 最終回)
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